今日は韓国のお正月に出されるトックと言う料理のご紹介です。
先日、知り合いの韓国人の方のお家の方にお邪魔させて頂いた時に、「韓国の正月料理を作ったんだ!食べてって!」と誘われました。
正直、韓国料理はほとんど食べたことがないので、ちょっと不安というのが正直な感想でした。
でも、その方は結構料理上手で、もらって食べていたキムチは絶品だったことから、
食べ進めていると当初の不安はなくなっていました。
その料理のトックという韓国のお正月に出されるお餅を使った、韓国版お雑煮でした。
その料理に感銘を受けて、今回はその作り方や生い立ちなどをご紹介させていただきたいと思います。
韓国料理のトックとは何?
そもそも、トックとは何なのでしょうか?
調べてみるとトックは、
穀物、特に米うるち米またはもち米で作った朝鮮半島の餅、あるいはお菓子である、とあります。
日本では年末年始などに餅をついて食べます。
その餅の一般的なイメージとしては日本の餅は伸びますが、このトックに関しては伸びません。
日本にある物で例えるならば「白玉粉やもち米で作った餅」といった感じです。
歯ごたえは日本の餅よりも若干あり、表面がツルツルとしていて、のどごし滑らかになっていました。
スープの味も醤油ベースで、日本人好みな味になっていました。
トックの作り方
続いて気になるドッグの作り方についてご紹介します。
<材料>2人分
- 米粉 2カップ
- 塩 小さじ1/2杯
- ごま油 小さじ1/2杯
- 水 160cc
(道具)
- ボール
- しゃもじ
- 電子レンジ
- ラップ
- すりこぎ棒
- まな板
- 分量外のごま油
こちらに動画をご紹介させていただきます。
カレトックの作り方、韓国餅の作り方- 가래떡 만드는 방법 Krecipe
動画の中をざっくりご説明しますと、ボウルに材料をすべて入れて混ぜて、ラップをして電子レンジで2回チンして、すりこぎ棒でひたすら叩いて整形して終了です。
超簡単です。正直この作り方にびっくりしました(笑)
実際、白玉粉やもち米を使った団子を作る工程と大差ないように感じますが、唯一の違いはすりこぎ棒でひたすら叩くという行程でしょうか。
これがトック独特の食感や喉越しを選んでいるポイントなのかもしれません。
私が食べたトックのご紹介
私が食べたのはカレトックと言い、棒状のものになります。
それを薄くスライスして牛肉ベースのスープにトックと卵、ねぎ、のり、ごまを入れた料理でした。
そしてカレトックというのは、韓国版お餅、トックを棒状にしたものという意味だそうです。
こちらは棒状のまま、そのまま食べても良いそうですし、蜂蜜をつけても美味しいということです。
↑↑↑↑↑↑棒状のものをスライスしたかのような断面でした。↑↑↑↑↑↑
↑↑↑↑↑↑ぜいたくに、「これでもか!」とたくさん入っていました。↑↑↑↑↑↑
↑↑↑↑↑↑試しに半分くらいかじって、伸ばそうと試してみましたが、伸びませんでした(笑)↑↑↑↑↑↑
↑↑↑↑↑↑牛肉も、脂をこそげ落とした状態で入っていたので、見た目のわりにかなりさっぱりとした味付けになっていました。↑↑↑↑↑↑
まとめ
日本と韓国、近いようで遠い二つの国ですが、その国独特の食文化があり、今回はそれに触れさせて頂いた貴重な時間でした。
身近にある材料を、作る工程を変えるだけでこんなにもバリエーション豊かな料理に変わる。
というのはとても不思議で魔法のように感じました。
これから迎える日本のお正月。
今回ご紹介した、トックを通じて韓国式のお正月を体験してみてはいかがでしょうか。