馬肉ほど「肉を食べているぞ!」という気持ちにさせてくれるものはないと信じています。
我が家ではお盆や年末など、ある種のイベントのときしか食べることはありませんが、
食べたいのであればいつ食べてもいいと思うのです(笑)
いろいろと馬肉について調べてみたところ、
なんと、夏バテ防止やひいてはダイエットにも効果的であることがわかりました。
今回はそんな馬肉の魅力を私なりにお伝えできれば、と思います。
馬肉の旬は9月〜11月と4月〜5月!
故事にこのようなことわざがあります。
天高く馬肥ゆる秋
これは、秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある。
秋の快適な気候のことを表すことわざになります。
秋の季節の素晴らしさを表現する句で、多く手紙などで時節の挨拶として用いられます。
「天高くして馬肥ゆる秋」「天高く馬肥ゆ」ともいいます。
秋の素晴らしい快適な気候を謳ったものでもありますが、
文脈そのままに捉えることができます。
秋である9月〜11月は、冬に向けて馬たちは越冬の準備を始めます。
穀物や干し草をたくさん食べ、脂肪を蓄えるため、食卓に並ぶ馬肉にはいい脂が乗っていて美味しいのです。
「馬肉は春が旬」というのも、間違いではありません。
馬たちは越冬するためにより多くの穀物、干し草を食べ、
春になると新緑の瑞々しい牧草を食べ始めます。
そのため、4月〜5月頃になると秋〜春に蓄えられた脂のサシがよいため、
「馬肉は春が旬」という認識が広がっています。
栄養面から見る!馬肉は夏バテ防止やダイエットに最適!
次は馬肉を栄養面から見てみましょう。
ダイエットといえば鶏肉!というイメージが強いですね。
低カロリー高たんぱく、ダイエットはもとより、筋力アップにも効果的ですよね。
ですが、その鶏肉よりも効果があるのは実は、馬肉なんです。
馬刺しを侮るなかれ!馬肉と鶏肉の100gあたりの栄養素を比べてみます。
表を見ると、タンパク質、コレステロール共に馬肉のほうが優れているのがわかります。
他にも、カルシウム、鉄分、亜鉛が多く含有していることがわかりますね。
タンパク質、カルシウム、鉄分、亜鉛は多くて、コレステロールが低い、ということは、
『夏バテ防止とダイエットに最適』
ということなんです!
夏は大量の汗をかきますので、汗と一緒に体の中の栄養素も体外へと排出されます。
そのため、体内の栄養素が少なくなると、頭がボーッとしたり、痛くなったり、吐き気がしてきたり、喉が渇いてきたり、夏バテになりやすくなるんです。
経口補水液やサプリメントなどで消化吸収がいいので、それによって栄養を摂取することもできますが、やはり、普段からの食事で必要な栄養を摂取したほうが断然いいわけです。
そのためにも、カルシウム、鉄分、亜鉛を馬肉から効率よく摂取して夏バテ防止を図り、ついでにダイエットにも繋げる!
一石二鳥で、美味しく食べて健康的にダイエットしていきましょう!
馬肉をもっと美味しく食べるには!?
普段、馬肉はどうやって食べていますか。
にんにくが食べられる方であれば、
薄くスライスした馬刺しににんにくを少量載せ、醤油につけて食べます。
これがすごく美味しい!
にんにくが苦手であれば、しょうがを載せて、醤油をつけて食べても美味しいですね。
一風変わった食べ方としては、馬刺しをユッケにしても美味しいです。
【馬刺しのユッケ】
(材料)
馬刺し(赤身) 100g
(ユッケのタレ)
しょうゆ 小さじ3
塩 少々
こしょう 少々
おろしにんにく 少々
おろししょうが 少々
ごま油 適量
〈作り方〉
1.馬刺しを5mm幅の細切りにする。
2.(ユッケのタレ)を混ぜ合わせ、ごま油で味を整えます。
3.出来上がった(ユッケのタレ)に(1)を入れ、軽く揉み込みます。
4.器に盛り付け完成。
(補足)
・出来上がったら白ごまを少し振ってもいいでしょう。
・みじん切りにしたネギを付け合わせに加えるのも合います。
・卵黄と絡めて食べても、こっくりとした味わいがとてもおいしいです。
・完全に居酒屋さんで出てくるようなメニューなので、お酒にピッタリ。
・少し濃い目の味付けのほうが美味しいです。
また、馬刺しではありませんが、私の住んでいる地域には、「ガッキ」と呼んでいる、「馬肉の煮込み」があります。
これもまた、他の肉では味わえない旨味が詰まった料理なので、祝い事や、お盆、年末年始などに多く作られています。
さらに、山形県の南の地方では、「ラーメンに馬肉」を組み合わせた「馬肉ラーメン」というのもあるそうです。
山形県長井市の馬肉ラーメン より
一般的な豚肉のチャーシューの代わりに馬肉を使っているようです。
豚肉よりもヘルシーに味わうことが出来るので、食べてみたいですね。
まとめ
馬肉は他のお肉と比較して、様々な栄養素が優れていることがわかりました。
それゆえ、ダイエットに最適なのだと。
携行性(持ち運びに適しているかどうか)に関してはやはり、鶏肉に軍配が上がるでしょうけど、
個人的には、1品のクオリティや栄養素、ダイエットなどを考えると馬肉のほうがいいと考えられます。
夏本番には夏バテ防止にも一役買ってくれますし、
脂肪を蓄える秋冬にはダイエット食材としても注目していきたい食材です。
美味しく健康にダイエットしていくためにも、
栄養豊富な馬肉で理想の体型を目指し、ダイエットに取り入れていきましょう。